漁師の仕事が終わってからは昼間本当に退屈な時間を過ごしていたんです。
遊びに行くような場所もなかったし、他の漁師はどうやって暇な時間を過ごしているのか?
これやっぱり凄く気になってしまってたんです。
先輩の漁師にこの話を向けてみたら、なにか良い打開策でも見つからんじゃないか?って気持ちがあったんです。
その日の漁も順調に終わって、漁港に帰ってから思い切って話を聞いてみようと思いました。
陸に上がって全ての作業を終わらせてから、先輩の25歳の鈴木さんに近寄ってきました。
「今日も一日御苦労だったな」
「無事に終わって何よりって感じですよ」
「それじゃな」
「あの、これから何かやるんですか?」
「なんで?」
「いや、俺この仕事始めてからさ、昼間やる事なくて困っちまってるんですよ。
他の漁師ってなにやってんのかなと思って」
暫くポカンとした顔をしていたのですが、その後はゲラゲラ笑っていました。
「若いんだから遊びにいきゃいいだろ」
「串本っすよ、遊ぶったって」

「女でも作って一発やっときな」
「そんな出会いなんかないんだけどね」
「俺はこれからパコるからよ」
「えっ?彼女いたんですか?」
この先輩に彼女がいたなんて話は聞いた事がありませんでした。
だいたいなかなか出会いがない職業だし、いつのまに女を作ってセックスを楽しんでいたんだって感じでした。
しかし、鈴木さんから帰ってきた答えは彼女ではなかったのです。
「一発やるだけの関係だけだよ、そういうの見つけたんだよ」
何とこの地元でセフレを作ったと言うのです。
もちろん最初は信じることなんかできませんでした。
だけどこの話が本当だったら、かなり興味があることです。
「その相手どうやって見つけたんです?まさか地元でナンパ?」
「まさか、そんなことしたらたちまち噂になっちまうからな」
確かにその通り、変な噂も立ちやすいですからナンパなんてやっぱり都会でやる事です。